2024年8月、バリ取り機を導入しました‼
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今回はクマガイ特殊鋼が新しく導入した、バリ取り機について紹介します。
バリ取り機について
当社では、溶断後のノロ取りについてはハンドグラインダーを使用した手作業が主流ですが、粉塵等もあり作業内容としてはかなり厳しいものです。
これを少しでも改善すべく、バリ取り機を導入しました。これは、新しく導入した20kWレーザ切断機で厚手材(40㎜近く)を切断した際に、薄手よりもノロの剥離が悪く、付着残りしやすいことを想定してのものでもあります。
これまでのバリ取り機は、あまり十分な効果が期待できないものが多いようでしたが、今回導入したドイツメーカー(LOEWER社)のものは事前に非常に優れた性能を有しているとの情報を得て、実際に現物を見学し、サンプルを評価して導入を決めたものです。
今回導入したのは、ディスクマスター 6TD-1500という機種(写真1)で、研磨ディスクはφ250が2×3列の6個あり、2個ずつ3種類のディスクが装着できます(写真2)。組み合わせにより、ノロ除去、R面取り、黒皮除去などを一度に処理可能です。ワークの最大高さは100㎜であり、当社の溶断品をほぼカバーできます。
写真3、4は、作業前後のワークの写真です。レーザの端部のノロも、ガスの裏面側のノロもきれいに処理されています。さびもほぼ取れています。
写真3 レーザ切断材の処理前後のワーク外観
写真4 ガス溶断材の処理前後のワーク外観
削りすぎなど人手によるばらつきがなくなり、品質の安定が得られたとともに、機械に装入するだけで仕上がるので、生産性が大幅に上がりました。
ハンドグラインダーでは粉塵が舞っていましたが、BOX内での作業で、集塵装置があるので、作業環境が顕著に改善されました。
新しい20kWレーザとの組合せはこれからですが、切断後の後処理に効果を発揮してくれるものと期待しています。
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