摩耗に強い鉄板 どんな加工ができるのか?? 切断の注意点
- 加工事例
- ABREX
摩耗に強い鉄板の加工。
一般的には耐摩耗鋼板という鉄板があります。
こちらは、トレーラーのベッセル、ホイールローダーのバケットなどなど
強い摩擦に耐えうる耐摩耗に特化した鉄板です。
日本製鉄のブランドであるABREX(アブレックス)系。(ABREX400、ABREX450、ABREX500など)
SSABのブランドであるHARDOX(ハルドックス)系。(HARDOX450、HARDOX500など)
JFEスチールのブランドであるEVERHARD(エバーハード)系。(EVERHARD-C400、EVERHARD-C500など)
などなど、、
各鉄鋼メーカーが独自のブランドで耐摩耗鋼板を製造しています。
~切断について~
耐摩耗鋼板の加工については、薄手(板厚12mm以下程度)であればレーザー切断機での切断が可能。
板厚12mmより厚いものについては、プラズマ切断かガス切断が可能です。
ただし、普通鋼SS400と同じ条件では切断できません。
特にレーザー切断での条件だしはシビアなものがありますので、正直弊社のような専門業者に依頼した方が無難です。
(切断面を気にしないのであれば切れるかもしれませんが、深い疵が多数入る可能性が高いです)
同様にプラズマやガス切断でも特別な条件管理をしなければ、まともな切断はできません。
また、大きなソリ、歪がでるケースがあります。
ガス溶断やプラズマ切断を行うもの、長さが1000mmを超えるようなものは特に注意が必要です。
(弊社でもソリ、歪はノークレームでお願いするときがあります。)
依頼いただく際にも、用途や切断後の加工について予め教えていただければと思います。
場合によってはウォータージェット切断など熱影響によるソリ歪を抑える切断方法をご提案する場合もあります。
(それなりに高額にはなりますが、、、)
さて、
クマガイでは耐摩耗鋼板を常時在庫、常時切断しております。
在庫表はコチラ↓↓↓
耐摩耗鋼板 在庫表 ABREXシリーズ 鋼材見積用 | クマガイ特殊鋼株式会社 (kumagai-steel.co.jp)
ご希望の用途や精度に応じて、最適な切断設備と切断条件を選択させていただきます。
次回以降で耐摩耗鋼板の切断以降の加工(曲げ、機械加工、溶接など)の注意点なども
ご紹介させていただければと考えております。
耐摩耗鋼板のお問合せは、クマガイまでお気軽にお願いいたします。
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